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言葉の感性をみがこう

You

先日、ある方からこんなエピソードをうかがった。
彼が若かりし頃、イギリスに留学していた時のお話。

留学先の大学で、担当教授とお話しする機会があった。
日本で育った彼は、年上であり、先生という目上の立場である教授に向かって、
「you」
という言葉が、どうしても使えなかったそうだ。

「you」という二人称は、ぞんざい過ぎる。
彼は、先生と生徒という関係には似つかわしくないと考えた。

そこで彼は、「you」のかわりに、
「professor」
という言葉を主語にして、会話をしたそうだ。

しばらく立って、その教授は言いにくそうに、
「ところで、そのprofessorとは誰のことですか?」
と言ったのだ。

彼は、日本の二人称についての文化を四苦八苦して説明し、やっとその意味をわかってもらったという。

「冷や汗の出た体験でしたよ」

きみ、あなた、あんた、おまえ、あめえ、おまえさん、きさま、おぬし、おたく・・・
相手との関係をわきまえて使わなければならない、日本の二人称。、
言葉は、文化を背景にしたもの。
目上、目下の感覚が薄い文化圏の人には、わかりにくいかもしれませんね。(S.T)

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