子育てはがき通信

あなたは小さい頃、お店屋さんごっこや電車ごっこなどをして遊びませんでしたか?子どもたちの大好きな「ごっこ遊び」は、実はこれ、かみあった会話をする練習として絶好の応答力トレーニングになるのです。親子で楽しくやってみましょう。
心がけてほしいのは、ふつうのやりとりを重ねたあと、質問したりいろいろな無理難題をふっかけたり、できるだけ子どもが思考をめぐらす状況を作ってみることです。
たとえば「お店屋さんごっこ」の時、お客さん役の子どもに「それはもう売り切れちゃったんですよ」とか、「2つ買ってくれたら、おまけします」などのように、変化球を投げてみます。お子さんは、その状況に対して、一生懸命に考えて、あんがい、親が想像する以上に臨機応変な対応ができて感心するかもしれませんよ。
応答力とは、人の話に反応して答える力のこと。相づちを打ったり質問したり、反応してこそ話は発展し深まっていくもの。いい応答力をつけて、豊かな人間関係を結べるようになってもらいたいですね。
(高取しづか)

先日、電車の中でバギーに子どもを乗せた2組の親子を見かけました。母親たちはおしゃべりに夢中で、子どもが「ママ〜」と呼ぼうが、いっこうにおかまいなし。いつしか子どもたちはママに話しかけることをあきらめ、寝てしまいました。
せっかく子どもが「話そう!」としたチャンスを逃してしまってもったいない、と思いました。
子どもは親に話を聞いてもらうことを望んでいます。楽しかったこと、ビックリしたこと、悲しかったことなど、子どもが「話したい!」と思ったときが、子どもの表現力を育てるチャンスなのです。子どもは、表現しようと言葉を探すうちに、自分の気持ちが整理され考えを進めることができるようになってきます。
親が聞いてくれなかったら、やがて子どもは言うのをやめてしまいます。話せば聞いてくれる、受け入れてくれると思っているから、なんとか表現してみようとするのです。
そういう意味で、親の受け入れる態度、聞く力があるかどうかが、子どもの表現力を伸ばすと言っても過言ではありません。
忙しい子育て期ですが、子どもが話しかけてきたら、できるだけ手を止めて子どもの方に体を向け、耳を傾ける。あいづちをうって共感したり、質問をして話をうながしたり、子どもの話を最後までゆっくり聞いてあげてくださいね。
(高取しづか)