旅行や学校のイベント・・・お子さんにとって「楽しいこと」「うれしいこと」「ビックリしたこと」があったとき、おじいちゃん、おばあちゃんに、「電話で報告」させてみましょう。
今回は電話を使って、人にわかりやすい話し方で話すワークです。
電話の相手は、目の前にいないので、全部言葉で説明しなければなりません。ですから、電話は伝わりやすく話す練習ツールとしてとても有効です。
お子さんが「だれかに伝えたい!」と思ったときが「電話で報告」ワークのチャンス!「おばあちゃんに電話してみようか?」と促してみましょう。
電話をする前に「どんなことをお電話でお話ししたい?」と聞いてみます。もし話がわかりにくければ、あまりしつこくならない程度に質問してみましょう。
よく言われる話の原則は、5つのWと1つのH。「だれが」「いつ」「どこで」「何を」「どうして」「どのように」という話の骨組みを押さえることを心がけてみます。
あるいは、前もっておばあちゃんに話しておいて、お子さんが言えなかったら質問していただくように頼んでおくのもいいかもしれませんね。
また、相手の理解度に合わせて話すこと。これも重要なポイントです。幼児の話は唐突にはじまることが多いもの。「ゆう君がね、いっしょに来て・・・」と思いついたまま話し出します。そんな時「ゆう君って、幼稚園の友だちって、先に言うとおばあちゃんもよくわかるよ」と、伝えてみてはいかがでしょうか。
筋道の通った相手にわかりやすい話とはどういうものか、意識しながら話す体験を重ねることで、少しずつ伝え方を身につけていくのです。
知人の息子さんは小さいときから口べたで、言葉で説明できないため、相手の子どもをポカンとやってしまうことが多かったのです。話を上手にできない子どもの場合、「どのように言ったらいいのかわからない」ことがあります。そこで友人は、子どもに質問を重ねて、ぽつりぽつりと出てくる単語をつなげて「これこれなのね」と文章にして言ってあげることをくり返したのです。まだまだ言葉は少ないのですが、以前よりずっと主張ができるようになり、ケンカが減ったということです。
いろいろな機会を利用してお子さんの言葉を引き出し表現する機会を作ってあげてくださいね。(高取しづか)
年末から年始にかけては、クリスマスパーティーやお正月と、何かと人が集まる場が多くなるシーズン。知り合いはもちろん、はじめて出会った人とも楽しく会話が交わせるように、ちょっとしたきっかけとなる話題、場を和ませるジョークや・特技など、会話の「持ちネタ」をストックしておきましょう。
好きなスポーツは、サッカー、バスケット、陸上、水泳、乗馬・・・すきなことは、ダンス、声楽、天体観測、ケーキ作り・・・好きなゲーム、テレビ番組、マンガ、音楽、本・・・何でもいいのです。
じぶんから口火をきると「ボクも、バスケの選手だよ」とか「私もダンス習っているの」などと、共通の話題がみつかって話が弾むかもしれません。
また「おもしろかったこと、興味があること」は気軽に話題にできるし、情報交換の場にもなるので、一挙両得です。「最近、犬を飼い始めたんだけど、うまく躾る方法知らない?」なんて聞かれたら、犬好きの人なら話したくなっちゃいますよね。
私はアメリカにいたとき、はじめての人に自己紹介するとき、
「名前は、shizukaです。shizukaは日本語で『静か・おとなしい』という意味があるの。でもね、私はまったく「静か」じゃなくて、『きっと親の願いでしょう』って友だちから言われてたんですよ」と言っていました。
表情が笑顔になり、「親の願望は、たいてい外れるものよ」なんて返されたり、その場にうち解けた雰囲気が広がりましたので、ずっとこの自己紹介で通していました。
外国の方は、日本の漢字に興味を持っている人が多いので、名前とからめて意味を説明する、オリジナルな自己紹介を考えておくと、じぶんの持ちネタになりますよ。
友人のお子さんは、いつも折り紙を持っていて、機会があるとツルをはじめいろいろな動物を折って披露し、喜ばれていました。海外にお住まいの方だと、いくつかレパートリーがあれば、楽しいパフォーマンスになりますね。
日ごろから、持ちネタをいくつかストックしておくと、いざといったときに慌てることなく、楽しい会話ができますよ。
会話は、言葉の内容ばかりではなく、顔の表情や声のトーン、雰囲気といったことば以外の要素(=プレゼン力)が重要です。じぶんらしい会話の演出、話題もその人の印象に多いに影響を与えます。今月は、プレゼン力について意識してみてはいかがでしょうか。(高取しづか)